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気分的に人生を振り返ってみたくなりました。

歌舞伎町の虎

19○○年5月足立区に生まれる

6歳の時に父親が自殺

13歳になるまで母親の元で暮らす


物心ついた頃から母親は毎晩のように違う男を家に連れてきてはセックスの快楽に逃げていった

覚せい剤、セックス、借金、暴力、

小学生の時の虎には周りにいる同年代の子達とは感覚がズレすぎていた。

生命の尊さも、愛や友情など、栄養失調で死ぬ寸前まで放置されていた虎には無縁の世界だった。

あれは忘れもしない7歳の時

また今日も違う男が家にきた。

見るからに普通ではないその風貌。腕や首に注射の跡が無数にあった。

「なんだ!お前ガキいるんじゃねぇかぁ。騙しやがったなぁ!」

男の声と共に手が母親に出た。髪の毛をむしりとられ鼻が折れ歯が何本も折られるまで母親は殴られた。

はあはあいいながらその男は虎を殴り蹴飛ばし投げつけた。子供の歯はこの時に大抵折れた。

恐怖に震え小便を漏らす虎にその男は注射針を向けた。

「なあ。わかるだろう?なあ。」

虎、7歳の体に覚せい剤が打たれた。

騒ぎを聞きつけたボロアパートの住人が呼んだのだろうか。

「おい警察だ!空けろ!」

部屋のドアをガンガン叩く音がする。

「ああ。これで助かるのかな。」虎はほっと一安心。あの口の中の血の味。歯を飲み込んでしまったあの味。一生忘れられない味になった。

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↑歌舞伎町の裏側がいっぱい
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